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【海外視察】世界の果てから見える風景・・・韓国、中国編

サム・リアルティの高橋です。
9月7日から15日にかけてソウル(韓国)・北京(中国)を訪問してきました。
竹島・尖閣諸島を巡る領土問題で揺れる両国との国際関係。インターネットで日本の報道を見ていて、治安等の不安から訪問を躊躇う気持ちもあったのですが、既に全ての旅券を手配済みで訪問しなければその先の国に行くことができません。韓国人の友人と現地で夕飯の約束を取り付けていたこともあり、勇気を振り絞って行ってみました。
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〈北京最大の繁華街、王府井〉
予想通り現地新聞の一面は、領土問題についてです。しかし、街を歩いて身の危険を感じる場面は一度もなく、現地の治安に関する日本の報道は些か過剰であると思いました。
「日本人とわかれば、屋台やタクシーなどは平気で価格をつり上げる。罵声を浴びせる人もいる。竹島問題もあり、今は行きたくないですね」
これは大手検索サイトのニュース欄に掲載されていた韓国に関する記事の抜粋で、韓国旅行から帰国した日本人の感想を紹介したものです。報道機関や記者によって記事に多少の偏向が含まれるのは必然で、事実を忠実に報道することは難しいものの、これにはさすがに。。。
予約サイトに記載されていたホテルの位置図が間違えていた為に、
ホテルを探すのに大変苦労したのですが、道を尋ねて怪訝な顔をする人は皆無で皆さん丁寧に教えてくれました。
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〈不買運動を感じさせない賑わう吉野家〉
韓国海苔を扱う商店主は、
「南大門を訪れる日本人観光客の数は全く衰えていない。若い人に歴史問題は関係ない。領土問題は政府高官が高度な駆け引きで解決すればいいこと。」と冷静です。
両国ともに、デモ隊に接近する等極端な行動を避ければ、生活に困ることはないというのが個人的な感想です。
さて、今回は韓国ソウルの街並みについてご紹介致します。まずは、韓国の代表的観光地「Nソウルタワー」に登ってみました。
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規模は日本よりも小さいですが、山岳に囲まれた立地に、無数のビル群。東京を思い出させる風景です。
韓国を訪れる日本人は、実際にソウルの街を歩いていると、街並みやその街の担う機能が東京に極めて似ていることに誰もが気がつくと思います。
以下は一例ですが、
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⬆明洞(ミョンドン)駅は、新宿駅に。
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⬆梨大(イデ)駅は、原宿駅に、
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⬆ソウル駅は、東京駅に激似なのであります!
例えば、ソウル駅旧駅舎と東京駅旧駅舎の歴史を辿ると、、、
1910年 日韓併合
1914年 東京駅旧駅舎竣工
1925年 ソウル駅旧駅舎竣工
となっており、ソウル駅旧庁舎は日本の半官半民株式会社、南満州鉄道(通称「満鉄」)によって建設されたようですから、建築物が似るのも納得です。(ちなみに、設計者は辰野金吾氏ではないようです。)
恐らく街づくりにおいても、過去に日本のアドバイスがあったか、または韓国の都市計画の担当者が日本を参考にしていることは間違いないように思います。
今後は東京も国際都市として3か国語(英語・韓国語・中国語)で対応できる商業店舗をより一層増やし、韓国の優れた点は吸収することで、同国に負けないくらい活気溢れる街であり続けて欲しいものです。
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政冷経熱どころか経済も冷めてしまいそうな日韓中。熱々のタッカルビ(鶏焼肉)に舌鼓を打ちながら、東洋の平和を願うのでした。
海外特派員 高橋
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