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今日、広島は祈りに包まれています。

広島は今日(8月6日)、被爆から74回目の「原爆の日」を迎えました。
広島市の平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、
被爆者や遺族、安倍晋三首相らが参列する様子をテレビで見ながら、8時15分には広島に
向って黙とうを捧げました。
松井一実市長は平和宣言で、自国第一主義の台頭で核廃絶の動きが停滞していると指摘、
「一人ひとりが主張の違いを乗り越え『寛容』の心を持たねばならない」との言葉には、
世界の今の流れにその危険性を感じての発言でしょう。

<以下、日経新聞電子版より>
松井市長は平和宣言で初めて被爆者の短歌を紹介した。
「おかっぱの頭(ず)から流るる血しぶきに 妹抱きて母は阿修羅(あしゅら)に」。
5歳で被爆した女性が、血だらけになった妹を抱きかかえる母の姿を後に詠んだものだ。
原爆投下後、全身が焼けただれ、血まみれの人々が行き交う惨状を目にした男性の話も
紹介し「心身に深刻な傷を負い続ける被爆者の訴えが皆さんに届いていますか」と問い
かけた。

毎年この日にブログをアップする私の心の中にも多くの思いがありますが、どの様に
表現したらいいのかが未だ分かりません。
被爆者の高齢化とともに、だんだん薄れていく被ばくの過去に、短歌や生々しい経験
談を紹介されたのでしょう。